「こんな可愛い娘でした♪」【秋野かえで】エロ同人音声ランキング(1位～10位)

久々にレビューが描きたくなる作品だったので
書かせて頂きます。

少し長くなりますが最後までお付き合い下さると嬉しいです。
【キャラクターではなく、「人間」であること。】 音声作品には様々な
コンセプトやテーマを持った作品がありますが、

今作が「人間らしさ」「リアル」を追求した作品としては
間違いなくトップクラスの出来であることは間違いないです。

効果音、環境音、登場人物、細かい間や息遣いなど、
様々な部分でリアルを感じることができます。

個人的に驚いたのは冒頭の「ぬい(cv.浅木式)」の台詞。

何が凄いって、噛んでるんです。
台詞を。意図的にではなく、ごく自然に。
皆さんも日常生活の会話で噛むこと、ありますよね?

しかし、音声作品などでは「作品」であるが故に、
登場人物は基本的に噛みません。

ドラマや映画の登場人物が噛まないのと同様に。
ですが今作は、あえて「台詞を噛む」というミスをそのまま使用することで、
リアルな空気を感じることができます。

こういった部分が「リアル感」と「リアル」の差ではないかと。
この作品は上手く「リアル」を演出できていると思います。

作品の内容に関してはネタバレになってしまうので、
それぞれが自分自身で確認して頂ければと思います。

ただ一つだけ言っておきたいのは、
この作品に終わりはないということです。

今作は主人公(聞き手)、ゆか、ぬいの3人が登場する、
とある夏の日です。日常です。

これまでも続いてきた日常は、
これからも続いていきます。

この作品は、そんな日常のごく一部分を切り取ったものです。
ですから、分かりやすい明確なエンディングはありません。
だからこそ、リアルなのだと思います。

長々と書かせて頂きましたが、素晴らしい作品でした。
後は、皆さん自身の耳で感じて頂ければと思います。